2019年9月20日 更新

漢方の観点から見たお肌と髪の乾燥が気になる時期に選びたい食べ物

秋になると、夏の湿度がウソのようになくなり、カラッとして過ごしやすくなります。一方で、空気が乾燥して、お肌と髪の潤いが奪われ、カサカサになってきますよね。スキンケア、ヘアケアアイテムも、夏より種類も使う量も増えるのではないでしょうか?カラダの内側から潤って、乾燥知らずのお肌と髪になりませんか?今回は食べ物でお肌と髪を潤す方法をお伝えいたします。

秋冬にお肌と髪が潤う8:2の法則

秋になり、お肌や髪が乾燥すると、つい、お肌の化粧水をしっとりタイプに変えたり、美容液やクリーム増やしたり。
髪は、トリートメントの回数を増やしたり、保湿のヘアケア剤を多めに使ったり。
そのような“外からのケア=アウタービューティー”に頼ってしまいますよね。
もちろん、空気が乾燥してお肌や髪の潤いを奪っていくので、こういった“守り”を強化することは必要です。


しかしここでお伝えしておきたいのは、インナービューティー:アウタービューティーの割合は、8:2ということ。
これは気を遣うべき比重でもあり、効果が出る割合でもあります。
お肌にしても髪にしてもその潤いを作り出すのは、体の中から。
食べたり飲んだりしたものから体の中で作り出された潤いが、お肌や髪に届くのです。
その届いた潤いをできるだけ表面にとどめておくための美容がスキンケアコスメやヘアケア剤などのアウタービューティーなのです。
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毎日食べたい!漢方の観点からお肌と髪が潤う食べものとは?

では、お肌と髪がうるおうための美容の8割にあたるインナービューティーとは、具体的にどういうことなのでしょうか?

コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などのサプリ、上質なオイル、ビタミン、タンパク質…美容好きなあなたなら次々と思い浮かぶかもしれません。
それらもとても良いものです。
だけどもっと簡単に、普段の食事を少しうるおいにシフトするだけで良い方法が漢方・薬膳ではあります。

漢方・薬膳では、お肌の潤いになるもの、髪の潤いについて、独特の理論、考え方があります。
漢方では、秋は、お肌の潤いやバリア機能、免疫力に関わる「肺」が弱りやすい季節。
なので、空気が乾燥するからお肌や髪が乾燥するという理由以外で、カラダの生理機能の観点からも、秋はお肌が乾燥しやすい季節なのです。
どうしたらよいかと言いますと、肺を整えるものを食べると、お肌や粘膜も潤っていきます。
肺を整える食べ物は、白色の食材ですので、秋には、梨、レンコン、白菜、ユリ根、かぶ、豆腐、豆乳、などを頂くとお肌の潤い対策になります。
豆乳鍋は潤いの鍋、デザートはを選ぶのが良いですね!
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そして、秋の次はすぐにがやってきます。
冬になると、漢方では、髪の潤いや生命力、ホルモンバランスに関わる「腎(じん)」が弱りやすくなります。

なので、腎を整えるものを頂くと、髪の潤いになります。
腎を整えてくれる食べ物は、黒色の食材や海の幸。
わかめ、こんぶ、ひじき、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、魚介類などが髪の潤い対策になります。
飲み物は温かい黒豆茶にして、食卓にはわかめのお味噌汁、あさりやしじみのお味噌汁、外食ランチではお魚ランチを選ぶと良いですね。
腎は寒さが苦手なので、海の幸を頂く時は、お刺身よりも煮魚、焼き魚など、火を通したものや温かいお料理の方がオススメです。
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知らないと損!秋冬に潤いも小顔も叶える食べ物とは?

前項までで、体の内側から潤いを作り出す方法をお伝えしました。

作ることができたら、今度は全身にめぐらせて、お肌や髪まで届ける必要があります。
そのために必要な体の機能は、漢方でいう「脾(ひ)」の働きです。
漢方でいう脾とは、消化吸収、栄養の運搬、外見や内臓のリフトアップを主に担当している臓器。
脾が弱っていると、どんなに良い栄養を摂っても、消化も吸収も、運搬もされず、水の泡。
逆に脾が元気に整っていると、潤いを作り出し、お肌や髪に届けることができるので、今までと同じスキンケアやヘアケアをしていても、食べ物を変えるだけで、潤いを実感できます。

さらに、脾が元気だと、外見もリフトアップします。
フェイスラインがすっきりして、二重あごや大顔予防になります。
脾を元気にしておいて損はないのです。
では、脾を元気にするにはどうしたらよいかと言いますと、黄色の食材、甘味のある食材を頂くと脾は元気になります。
と言っても、白砂糖をたっぷり使ったスイーツやカフェオレではないですよ!天然で甘味のあるものです。
具体的には、芋、栗、かぼちゃ、玄米(よく噛むと甘いですよね)、はちみつなどです。
ちょうど秋においしいものですね。
甘いものが食べたくなったら、チョコレートではなく甘栗を選ぶ、コーヒーや紅茶に甘味が欲しければ、はちみつを入れる、パンではなくお米(できれば玄米)を選ぶなどして、脾を元気にする食事を選んでくださいね。
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いかがでしたか?
これからの秋冬には、まずは芋栗かぼちゃを食べて、体の基本を整え、お肌の潤いのために白いもの、髪の潤いのために黒いものを選んで、お肌と髪に内側から潤いを届けてあげてください。
その上で、スキンケアコスメやヘアケア剤で外の乾燥からも守ってあげれば完璧です。
今年の秋冬はいつもに増して潤い美人でいてくださいね。

RAN 公式Twitterアカウント→ https://twitter.com/rantee_beauty

大塚まひさ

薬剤師、毛髪診断士、漢方臨床指導士。漢方で月に80錠飲んでいた頭痛薬を手放し、万年のストレスニキビから解放された経験をもつ。漢方で紐解くと、頭痛も肌荒れもカラダの中の乾燥が原因だったことがわかり、カラダの内側から潤い肌を創る専門家を育成する「うるおい漢方®」講座を開講。カラダの内側から潤うための「うるおい美漢茶®」ブランドオーナー。うるおい漢方を伝える中で、髪に悩む女性が多いことに気づき、毛髪診断士を取得。カラダの内側、外側からうるおい美髪を創るための情報発信をしている。 公式ホームページ https://bikancha.com/
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